爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「どうぞ、瞬くん」


「お邪魔します」


「部屋狭いけどいい?リビングにする?」


「部屋がいい、菜摘ちゃんいるんだろ?」


瞬弥は靴を脱いで階段を登る。



「それがね、まだ帰ってきてないの、寄り道してるのかな」

瞬弥の後に菜穂もあがる。



「これが菜穂が走ると外まで音がする階段か~」



「もう、やだ(笑)確かに菜摘は聞こえないから私だけだね」



2人は菜穂の部屋に入る。



「ブレザーこれにかけて」

「ありがとう」



クンクンと部屋の匂いを嗅ぐ



「やっぱり菜穂の部屋も甘い匂いがする」


「そうかな、お菓子を部屋で食べるからかな」



「俺ん家は部屋で菓子食うと怒られる」



「えー、じゃあリビング?」


「そうだな」



「じゃあ、今度は御家族の分もたくさん作らなきゃだね」



「ここで食べるから、作ったら連絡してくれたら寄る」


「なるほど~」

瞬くんの脱いだブレザーを部屋にかける。



瞬弥は後ろから腕を菜穂の首に回した。



「ん?瞬くん、お菓子と飲み物持ってくるよー」



「後で……ちゅっ、ちゅっ」

後ろから菜穂の首筋にキスを落としていく…

< 56 / 254 >

この作品をシェア

pagetop