爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
「どうぞ、瞬くん」
「お邪魔します」
「部屋狭いけどいい?リビングにする?」
「部屋がいい、菜摘ちゃんいるんだろ?」
瞬弥は靴を脱いで階段を登る。
「それがね、まだ帰ってきてないの、寄り道してるのかな」
瞬弥の後に菜穂もあがる。
「これが菜穂が走ると外まで音がする階段か~」
「もう、やだ(笑)確かに菜摘は聞こえないから私だけだね」
2人は菜穂の部屋に入る。
「ブレザーこれにかけて」
「ありがとう」
クンクンと部屋の匂いを嗅ぐ
「やっぱり菜穂の部屋も甘い匂いがする」
「そうかな、お菓子を部屋で食べるからかな」
「俺ん家は部屋で菓子食うと怒られる」
「えー、じゃあリビング?」
「そうだな」
「じゃあ、今度は御家族の分もたくさん作らなきゃだね」
「ここで食べるから、作ったら連絡してくれたら寄る」
「なるほど~」
瞬くんの脱いだブレザーを部屋にかける。
瞬弥は後ろから腕を菜穂の首に回した。
「ん?瞬くん、お菓子と飲み物持ってくるよー」
「後で……ちゅっ、ちゅっ」
後ろから菜穂の首筋にキスを落としていく…