爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。
次の日の昼休み菜摘は城戸さんを誘って3人で食べていた。
「体調悪かったら連絡してね」
「ありがとう」
「落ち着くとこに落ち着いたな」
瞬弥が大冴に話す。
「ふっ、そうだな」
大冴の強化合宿の前日、瞬弥に相手をしてもらい母屋のお風呂に入っていた。
「明日だけ公休出したのか?」
「ああ、日曜日は3時に終わるから最終の新幹線に間に合いそうだし、父さんも一緒に帰ってくる」
「へぇ」
「ゴールデンウィークに仕事だらけだから早めの休みらしい」
「大変だな、あっ、大冴に言っておくことがあったんだ」
「ん?」
「今彼女がいる」
「和田?」
「やっぱり勘違いしてる」
「噂になってるんだろ?」
「菜摘ちゃんには双子の妹がいるんだよ」
「え?」
「この前さ、噴水のとこでおばさんと見たんだろ?帰ってから聞かれたよ」
「だってどう見ても和田じゃん」
ん?待てよ昼に会った時と服が違ってた?髪型は?あれ?
ピュッ!
瞬弥に手で水鉄砲をかけられた。
「あ〜なるほど」
「何だ」
和田の家の前で会い本屋に行ったことを話した。