爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「えーと、学校休んでるの知らなくて教室のぞいちゃったよ、だって」



「でも自分は近い存在でって匂わせながらも知らなかったんなら彼女とかじゃないなとかわかるよね(笑)」


「それな(笑)」


そういう事か〜


私は瞬弥くんに聞いてたから休むのは知ってたけど、本人からは聞いてないもんな〜




好きな人か……野村くんの事はどの位知りたいんだろう


わかんないや






「ただいま〜」


「あっ、おかえり菜摘」



「何か作ってるの?」



「うん、瞬くんが帰りに寄るって言うから〜まだ夕食の支度しないでしょ?」



「うん、いいよ、着替えて買い物に行ってくる」


「はーい」



今日は夜中に親が帰るから冷めても美味しい軽いもの〜



スーパーのカートを押しながら考える。



家に帰るとちょうどお菓子ができたようで
パシャ、パシャ



ん?写真撮ってる?


「菜穂ってSNSやってんの?」


「もちろん」


「知らなかった」


「家族に言ってないもん」



「私くらいよくない?」



「恥ずかしいよ(笑)菜摘は食べてるから知ってるじゃん」



出来たてのマドレーヌを1個くれた。



「菜摘もするの?」

「来週友達に教えて貰おうと思って」


「こんな感じ」

「おお〜」


さっき撮っていたマドレーヌが載っていた。

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