爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「あ、ありがとう」


「うん、じゃあお礼くれよな」



「お礼?……んっ」



身体を倒されてキスをされた。




「んっ、菜摘は……ハァ、やっぱり可愛いな」



「やだ……んーー」



体操服の中から手を入れられて胸を揉まれていく。



いやだ……ぐすっ、やっぱり最低



「うっ……やだ……やめて陽平……これ以上嫌いになりたくない」


陽平は手を止めてくれた。



「俺のキスは嫌?」



「今はもう嫌だ……ぐすっ、ぐすっ」



泣き顔は可愛いのに、何故あの時の怒った顔は可愛いと思えなかったんだろう。




「わかった……まだ俺の事が好きならもう1回付き合いたいと思ったけど」



勝手すぎる……

「もう、無理……」


はぁと軽く息を吐く陽平がいた。


「お前と別れてから色んな女と関係はもったけど彼女にはする気は何故かなれなくて……

俺から告った気持ちは嘘じゃなかったし、菜摘にしか告ってないからそれだけは言っとく

過去形になるけど本当に好きだった、菜摘」


遅いよ……陽平……


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