爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。



「あっ、大冴〜」


「何走ってんだよ、ランニングなんて練習メニューにないだろ」


「練習終わって行ったら俺当番だったんだよ、罰でランニング」


「チッ……しょーもな、休むってLINE入れてるからよろしくな」


「大冴〜」

西くんの来てくれよ〜的な声


「いいの?」


「いいんだよ、当番なんか作るからいけないんだ」



「そういえば委員会の時言ってたね」



「空手なんて準備することないのに先輩らが勝手にやってるだけ、よっぽど俺も辞めようと何回も考えた」



「何で辞めなかったの?」


「団体戦も楽しめって親父に言われたから」


「楽しい?」



「いや、そうでもない(笑)」



「向き不向きがあると思うよ(笑)」



話しているとあっという間に家の前だった。




やっぱり2人でなら話してくれる。



「わざわざありがとう」



「いや、それより大橋が悪かったな」





「そんなことないよ、大冴くんが謝るのも違うし、大冴くんは悪くないよ、この前誰かさんが言ってくれた(笑)」

「あっ、まあな」


照れている


有里の時に私にいってくれたもんね…


< 91 / 254 >

この作品をシェア

pagetop