爽やかイケメンと噂になってもクールなイケメンが好きなのです。

「ごめんね、凄いタイミングになっちゃって」



「すみません、大声出しちゃって」



「大冴の事は知ってるの?」



「はい、私が2人と同じクラスなんです」



「いい身体してるでしょ」



「ごめんなさい、ちょっとそこまでは...わかりません」


恥ずかしい……見ちゃった

菜摘は顔を手で覆った。





道場から母屋の廊下をドスドスと歩く



「おかえり、大冴」


瞬弥を無視して歩いて行った。



「どうしたんだろう」


「だね」


2人は庭で火をおこしていた。



「菜穂、ちょっと待ってて、危ないから触らないでよ」



「うん」



瞬弥は大冴を探して台所へ


「ばあちゃん、大冴来た?」


「来てないよ」


じゃあ、風呂場か



シャワーの音が聞こえた。


ガチャっとドアを開ける。



「どうした、機嫌悪し?」


「真広のやつ」



「真広?」



「朝、庭で切るって聞いてたんだよ」



「あ〜なるほど、菜摘ちゃんがいたんだね、あれ、真広もいたでしょ」



「2階にいたらしくて、静かだったからドア開けるまで気づかなかったんだよ!」


大冴が照れてる



「そっか、見られたと……」


「くっ……」


「大冴は立派なモノ持ってるから自信持って(笑)」


「そういう問題じゃない」


シャワーを止めてバスタオルで拭く



「はぁ、会いたくない」


「それは無理だろ、諦めろ」



「恥ずかしい、部屋にこもっていいか?」



「ダメだよ、ほら庭で準備しよ」



髪も乾かさずにタオルを首にかけて瞬弥と庭に行った。

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