幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
枕事件とは、瑛ちゃんが小学生時代(高学年の頃だったと思う。)に私の実家に泊まりに来た時の話。
瑛ちゃん用の枕を買うと言っていて、ついでに兄もお揃いの枕を新調して貰った。私も枕を新調したばかりだったのにお揃いの枕が欲しくて泣いた。
大泣きした記憶があり、兄が私をなぐさめる為に「枕は一人一個。何個も使うと、余り使われてない枕が怒り出して呪われる。次第に魂が吸い込まれて行く」と言い聞かせられたのだ。
「新調した枕を捨てるのか?」、と言われたがやっと買って貰ったお気に入りのキャラクター物の枕だったので泣く泣く諦めた。
そう言えば、兄と私の枕を処分する際に供養すると言って、三人で何かをした記憶があるな。
「枕の呪いなんてものは無いからな! ……いや、あるかもしれないけど、それは枕に限った事では無くて物を大切に扱わなかった場合だと思う。……って、何を言ってるんだろうな、俺は。
とにかく、こっちの枕は陽菜乃のだから、何なら今すぐにでも寝ていいよ」
瑛ちゃんは珍しく、あたふたしていて面白い。常に冷静沈着なのに取り乱す姿に思わず笑ってしまう。
「な、何だよ? 笑ってんなよ。陽菜乃と一緒にいると調子が狂うな。陽菜乃の前では格好つけたいのに、逆じゃないかよ!」
そっぽを向いているけれど、瑛ちゃんの顔は赤かった。可愛い。
「あー、もう! 陽菜乃に遊ばれてるみたいだわ」
一人芝居をしている様な瑛ちゃんを見てクスクスと笑っていると、ベッドに押し倒された。
瑛ちゃん用の枕を買うと言っていて、ついでに兄もお揃いの枕を新調して貰った。私も枕を新調したばかりだったのにお揃いの枕が欲しくて泣いた。
大泣きした記憶があり、兄が私をなぐさめる為に「枕は一人一個。何個も使うと、余り使われてない枕が怒り出して呪われる。次第に魂が吸い込まれて行く」と言い聞かせられたのだ。
「新調した枕を捨てるのか?」、と言われたがやっと買って貰ったお気に入りのキャラクター物の枕だったので泣く泣く諦めた。
そう言えば、兄と私の枕を処分する際に供養すると言って、三人で何かをした記憶があるな。
「枕の呪いなんてものは無いからな! ……いや、あるかもしれないけど、それは枕に限った事では無くて物を大切に扱わなかった場合だと思う。……って、何を言ってるんだろうな、俺は。
とにかく、こっちの枕は陽菜乃のだから、何なら今すぐにでも寝ていいよ」
瑛ちゃんは珍しく、あたふたしていて面白い。常に冷静沈着なのに取り乱す姿に思わず笑ってしまう。
「な、何だよ? 笑ってんなよ。陽菜乃と一緒にいると調子が狂うな。陽菜乃の前では格好つけたいのに、逆じゃないかよ!」
そっぽを向いているけれど、瑛ちゃんの顔は赤かった。可愛い。
「あー、もう! 陽菜乃に遊ばれてるみたいだわ」
一人芝居をしている様な瑛ちゃんを見てクスクスと笑っていると、ベッドに押し倒された。