幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
「随分と余裕みたいだけど、二人きりだって事を忘れてない?」
「わ、忘れてないよ」
上から見下ろされて私は視線を横に反らす。押し倒されて、両手も上に上げられ、右手も左手も、瑛ちゃんの右手と左手の指で絡めとられて動けない。
心臓の鼓動が早くなり、身体が強ばる。
「……ん、あき、ちゃん」
頬と唇にキスをされ、ぎゅうっと目を閉じてしまう。心臓が破裂してしまいそうなくらいにドキドキする。
「一緒に住んだら、このベッドに一緒に寝るんだからね? キスの続きはその日まで取っておく」
瑛ちゃんは私をゆっくりと起こし、
「名残惜しいけど、そろそろ出勤しなきゃな」と言ってベッドルームを後にした。
私は胸の高鳴りが抑えられず、顔は火照ったままだった。
「……言い忘れた。陽菜乃、仕事前にシャワー浴びてくる」
ベッドルームから出てリビングのソファーにポスン、と座る。先程の出来事を脳内でリピート再生してしまう。瑛ちゃんがシャワーを浴びて不在の現在(いま)もソワソワして、気持ちが落ち着かない。
短時間でシャワーを済ませた上半身裸の瑛ちゃんが浴室から出て来た。久しぶりに見た瑛ちゃんの裸は男性らしく、程よく筋肉のついている身体だった。私は目が釘付けになり、頷いただけ。
実家で兄の裸を見てしまっても、父の裸を見てしまっても、ドキドキなんてしないのに、こんなにもドキドキしてしまうのは何故だろう?
離れていた時は自覚していなかった恋心を認めた途端に、気持ちが暴走し始める。
好きだと言う気持ちが溢れて止まらない。
あぁ、私、本当に大好きな人と結婚するんだな──
「わ、忘れてないよ」
上から見下ろされて私は視線を横に反らす。押し倒されて、両手も上に上げられ、右手も左手も、瑛ちゃんの右手と左手の指で絡めとられて動けない。
心臓の鼓動が早くなり、身体が強ばる。
「……ん、あき、ちゃん」
頬と唇にキスをされ、ぎゅうっと目を閉じてしまう。心臓が破裂してしまいそうなくらいにドキドキする。
「一緒に住んだら、このベッドに一緒に寝るんだからね? キスの続きはその日まで取っておく」
瑛ちゃんは私をゆっくりと起こし、
「名残惜しいけど、そろそろ出勤しなきゃな」と言ってベッドルームを後にした。
私は胸の高鳴りが抑えられず、顔は火照ったままだった。
「……言い忘れた。陽菜乃、仕事前にシャワー浴びてくる」
ベッドルームから出てリビングのソファーにポスン、と座る。先程の出来事を脳内でリピート再生してしまう。瑛ちゃんがシャワーを浴びて不在の現在(いま)もソワソワして、気持ちが落ち着かない。
短時間でシャワーを済ませた上半身裸の瑛ちゃんが浴室から出て来た。久しぶりに見た瑛ちゃんの裸は男性らしく、程よく筋肉のついている身体だった。私は目が釘付けになり、頷いただけ。
実家で兄の裸を見てしまっても、父の裸を見てしまっても、ドキドキなんてしないのに、こんなにもドキドキしてしまうのは何故だろう?
離れていた時は自覚していなかった恋心を認めた途端に、気持ちが暴走し始める。
好きだと言う気持ちが溢れて止まらない。
あぁ、私、本当に大好きな人と結婚するんだな──