幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
──数分後に瑛ちゃんと見知らぬ男性が入って来た。デリバリーのお店の方らしく、テーブルに手早く料理が盛られている皿を並べ出した。
保温性の高いアルミコーティングがしてある長方形のバッグから何やら色々と出てくると思えば、保冷剤入りのバッグからもいくつか出てきた。テーブルの上はあっという間に和食のコースの様な料理が並んだ。並べている間、私は目が釘付けになって、ただひたすらに驚いていた。
「え……? これがお弁当?」
「弁当だよ。陽菜乃は寿司好きだったろ?後は蟹入りの茶碗蒸しも。どっちも入ってる弁当を探すのは大変だったんだぞ!」
デリバリーの方が退散してから、お弁当の置いてあるテーブルに向かい合わせで座った。お弁当と言ったら、弁当箱にご飯とおかずがいくつか入っているイメージだが、瑛ちゃんの注文してくれたお弁当は全く違う。
色とりどりの可愛らしい手毬寿司、お吸い物、茶碗蒸し、煮魚や和牛のステーキが綺麗に盛り付けられており、その他に副菜、口直しのメロンまで付いていた。初めて見る和食のデリバリーに衝撃を受けた。器はプラスチックだが、決して安っぽさを感じさせない上品な仕上がりの物を使用している。
「冷めない内に頂こう。いただきます!」
「い、……いただきます!」
瑛ちゃんは箸を手に取ると早速食べ始めた。こんな素敵なデリバリーもあるのだと実感しながら、私も頂く事にした。
保温性の高いアルミコーティングがしてある長方形のバッグから何やら色々と出てくると思えば、保冷剤入りのバッグからもいくつか出てきた。テーブルの上はあっという間に和食のコースの様な料理が並んだ。並べている間、私は目が釘付けになって、ただひたすらに驚いていた。
「え……? これがお弁当?」
「弁当だよ。陽菜乃は寿司好きだったろ?後は蟹入りの茶碗蒸しも。どっちも入ってる弁当を探すのは大変だったんだぞ!」
デリバリーの方が退散してから、お弁当の置いてあるテーブルに向かい合わせで座った。お弁当と言ったら、弁当箱にご飯とおかずがいくつか入っているイメージだが、瑛ちゃんの注文してくれたお弁当は全く違う。
色とりどりの可愛らしい手毬寿司、お吸い物、茶碗蒸し、煮魚や和牛のステーキが綺麗に盛り付けられており、その他に副菜、口直しのメロンまで付いていた。初めて見る和食のデリバリーに衝撃を受けた。器はプラスチックだが、決して安っぽさを感じさせない上品な仕上がりの物を使用している。
「冷めない内に頂こう。いただきます!」
「い、……いただきます!」
瑛ちゃんは箸を手に取ると早速食べ始めた。こんな素敵なデリバリーもあるのだと実感しながら、私も頂く事にした。