幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
コンビニまでの道程は、まだ20時を過ぎたばかりなので、ショッピングモールから出てくる人などで賑わっている。

「瑛ちゃんが住んでいるマンションって広いし、中庭もあるから素敵だね。ショッピングモールも近くにあるし、勿論、病院も近くにあるから、この周りだけで充分に暮らして行けるよね」

「そうだな。それを見越してマンションを買ったからな。行くいく赤ちゃんが産まれる時も、病院が近くにある訳だから安心だよな」

「うん、赤ちゃんが産まれる時も安心出来るって心強いよ」

「陽菜乃似の可愛い赤ちゃんを早く抱っこしたいなー。ハネムーンベイビーでも良いなぁ……」

何気ない会話からサラり、と赤面してしまう事を言ってくる瑛ちゃん。まだ披露宴も新婚旅行の計画も立てていないのだが、近いうちに実行するのは確かなのだ。

ハネムーンベイビーか、私も瑛ちゃんの赤ちゃんに早く会いたいけれど、キスだけでも慣れないのに……その先もだなんて、どうなってしまうのかな?

「あ、陽菜乃のエッチ。想像してるんでしょ、ハネムーンの夜の事を……」

「し、してないもん……! 瑛ちゃんのバカっ!」

瑛ちゃんは私をからかってはクスクスと笑っている。私は瑛ちゃんの腕を軽くパンチした。

コンビニについてアイスの他に朝食に使えそうな食パンとベーコンも購入した。割高ではあるが、料理の材料も揃う為に便利である。
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