幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
チャペルでは沢山の祝福を受け、幸せオーラが全開だった。

「陽菜乃、おめでとう!瑛大さん、マジで格好良くてずるい!」
「幼なじみの瑛大さんと結婚するなんて思っても見なかった!いっぱいいっぱい幸せになってよね」
「きゃー!未来の院長夫人じゃん!すごーぃ!」

瑛ちゃんと共に友達に囲まれての記念撮影。

私よりも先に結婚した友達やお子さんが居るのに都合をつけて来てくれている友達も居る。久しぶりに会う友達も中には居て、会えただけで嬉しかった。

ブーケは、結婚願望はあるけれど出会いがないと嘆いていた独身女性の友達がキャッチ出来た。

この後は披露宴の時間になり、自分達で選んだテーブルのコーディネート、曲、料理など全てが惜しみなく振る舞われる。

思い返せば、瑛ちゃんとブライダルフェアに行ったりして楽しかったなぁ。自分達自身も、お越し頂く全ての方にも楽しんで頂ける様な披露宴にしたいと何度もウェディングプランナーの方と相談して決めた。

純白のウェディングドレスも大人過ぎず、可愛過ぎずなデザインな物を選び、カラードレスは瑛ちゃんが気に入ってくれたパステルカラーのグリーンをベースとした可愛らしいデザインにした。和装は白無垢ではなく、赤がベースの色打掛で髪形は洋風にセットして貰った。

披露宴までの時間は控え室に戻り、化粧直しをして出番を待っていた。ウェディングドレス、色打掛、次はカラードレスのお色直し。カラードレスにお色直しをして、いざ新郎新婦の入場が始まろうとして、入場口で待機していた時に事件は起きた。
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