幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
ソファーに座り、眠気覚ましの水を飲みながら瑛ちゃんの顔を見上げる。

「二回って言えば、プロポーズも二回してくれたよね? ってゆー事は、ハネムーンも二回行くのかな?」

「それはスケジュール的に無理だから、もう勘弁して下さい」

「あはは、冗談だよ! ハネムーンは一回で充分だし、今日のサプライズだけでも胸いっぱいだよ」

ドサッ。ソファーに雪崩のように押し倒され、真上から真剣な顔で見下ろされる。

「陽菜乃は俺にお返ししてくれないの?」

「え……?」

「カラードレスを脱がせるのも悪くないな」

「え、ちょ、と……待って!」

瑛ちゃんは私をヒョイッと担ぎあげるように持ち上げるとベッドまで運んだ。瑛ちゃんはタキシードのジャケットを脱ぎ、「シャワーを浴びてから……」と言った私の声にも耳を傾けずに押し倒した。

「愛してるよ、陽菜乃」

瑛ちゃんは私をカラードレスから解放し、肌を露にした。私は瑛ちゃんにされるがままに身を任せた。
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