幼なじみの外科医と密なる関係～甘やかな結婚生活～

「ただいま。……あれ？ ご馳走が沢山ある。誰か来るの？」

「おかえり、瑛ちゃん。誰も来ないけど、瑛ちゃんが帰って来るのを待ってたら増えちゃったんだよ」

冷蔵庫と冷凍庫の中身を一掃するべき、ある物で料理を作った。日持ちする物とまだ冷凍していても大丈夫な物は残して、ネットでレシピを検索。ネットはこんな時にとても便利で検索すれば、たいていの料理は出来る様になる。

瑛ちゃんが19時には帰れると言っていたが、結局は20時半を過ぎていた。

「今日ね、初音さんと一緒に初めての料理教室に行って来たよ。凄く楽しくて、毎週行くのが楽しみだよ」

「へぇ、料理教室で習ったレシピを今度作ってみてね」

瑛ちゃんが目の前の料理を喜んで食べてくれている。自分で作った物をこんなに美味しそうに食べてくれているなんて、料理は作った本人も幸せな気分にさせてくれるんだな。

瑛ちゃんの笑顔が見られるならば、毎日頑張れる。