幼なじみの外科医と密なる関係~甘やかな結婚生活~
目が大きくハッキリしていてまつ毛も長く、どちらかと言えば女顔の瑛ちゃんは小さい頃から女子にモテモテだった。中高生の時のバレンタインは持ち帰れない程に沢山もらって来ては、私に味見をさせてくれた。背も高くバスケ部だったのも、医者になるのには相応しい程に成績優秀だったのも、モテモテ度を上げていたのだろう。
そう言えば、瑛ちゃんの彼女の話は本人からも兄からも聞いた事がないなぁ……? まぁ、子供だった私に言っても仕方ないから言わなかっただけかもしれないけれど……。
「せんせ、こんばんは」
「こんばんは、そうちゃん。どこかに出かけて来たの?」
「おか、さんと、おと、さんとおさかなみてきたの」
「そうか、良かったなぁ」
おさかな? 隣のホテルにある水族館の事かな?
ショッピングモールに入ろうとした時に、遠くからパタパタとかけてきた小さな男の子がいた。瑛ちゃんを見て、ニッコリと笑って話をかけてきた。その後にご両親も現れて、少しだけ雑談をして別れた。
私は邪魔にならない様に軽く挨拶をしてから下がっていたのだが、別れ際にご両親に「先生のお嫁さん?」と聞かれたので思わず、瑛ちゃんの顔を見てしまった。
瑛ちゃんは迷わず
「えぇ、つい先日、入籍したばかりです」
と答えた。
私はまだ、お嫁さんの立場に慣れなくて戸惑ってしまう。
そう言えば、瑛ちゃんの彼女の話は本人からも兄からも聞いた事がないなぁ……? まぁ、子供だった私に言っても仕方ないから言わなかっただけかもしれないけれど……。
「せんせ、こんばんは」
「こんばんは、そうちゃん。どこかに出かけて来たの?」
「おか、さんと、おと、さんとおさかなみてきたの」
「そうか、良かったなぁ」
おさかな? 隣のホテルにある水族館の事かな?
ショッピングモールに入ろうとした時に、遠くからパタパタとかけてきた小さな男の子がいた。瑛ちゃんを見て、ニッコリと笑って話をかけてきた。その後にご両親も現れて、少しだけ雑談をして別れた。
私は邪魔にならない様に軽く挨拶をしてから下がっていたのだが、別れ際にご両親に「先生のお嫁さん?」と聞かれたので思わず、瑛ちゃんの顔を見てしまった。
瑛ちゃんは迷わず
「えぇ、つい先日、入籍したばかりです」
と答えた。
私はまだ、お嫁さんの立場に慣れなくて戸惑ってしまう。