遊川くんは我慢ができない⚠



 わ、私が関わったことないタイプの見た目をしている……!


 シャツはだいたんにも第2ボタンまで開いていて、そこにはあたりまえにネクタイもぶら下がっていない。


 わずかに乱れた髪はきんぴかで、それがよく似合うくっきりとした目鼻立ち。


 このかっこいい人が私のパートナー……?


 顔も髪の毛もキラキラしてるし、見てるだけで視力が上がっちゃう。


 だけど!私には不釣り合いすぎるよ!


 遊川くんの顔、まともに見られないよ!


「は、初めまして。天宮凛津です。これからよろしく―――」


 てんぱりながらも挨拶をしたのだけど……


「っはー! 最高か!!」

「わぁっ!?」


 まぶしかった視界をふさいだのは、私が着ているブレザーと同じもので。


 自由だったはずの身体は、力強い腕に締めつけられている。


 ……えっと。こうなったのはどうして?


 最高って、なにが……?


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