木曜日は立ち入り禁止。
|《最初の木曜日》
何だか割とあっさり
最初の木曜日はやってきた。
「おっはよーみくる!」
「おはよう、みくる」
2人はいつものようにやってきて、いつものように佐藤くんの話が始まる。
当の佐藤くんは、藤くんの席の前にしゃがみこんで談笑していた。
仲良いなぁ……。
微笑ましく見ていると、ぱっと目の前に手が飛び込んできた。
「みーくーる!!大丈夫?」
「り、りっちゃん!大丈夫だよ」
「ねぇ、やっぱりみくるも佐藤くんのこと好きだったりするの……?」
「えぇ…」
これはとても面倒な誤解を招いちゃったような……
「だいじょーぶだいじょーぶ。佐藤のこと好きなのはりつだけだし、みくるはどちらかと言えばふじ…」
「わあああっ」
こっちも変な誤解をしてる……!
どうしようとあたふたしていた時、こっちに佐藤くんと藤くんが来るのが見えた。
えっ、なんで?!
もしかして話聞かれてた…?
私以上にあわあわしているのはりっちゃん。
「さ、ささ佐藤くん!!どうしたの??」
りっちゃんの慌てっぷりに私もなーさんも笑ってしまう。
「ちょっと3人を誘いたくて!」
「「「誘う?」」」
思わずハモってしまう私たち。
ふはっと佐藤くんは笑って話を続けた。
「来月遊園地行くんだけどチケットが6枚あるんだよね、だから、オレと晴彦とみくるちゃんとりっちゃんと九条さんで行かないかなって!」
ん?「りっちゃん」?
佐藤くんりっちゃんのことりっちゃんって呼んでたっけ?!
進展の早さに驚愕していると、なーさんが突っ込んだ。
「なになに?りつのことあだ名で呼んでんの?かわいー」
「ちょ、ちょっとなーさん!!」
「え?じゃあ九条さんもなーさんって呼んでいい?」
何だか割とあっさり
最初の木曜日はやってきた。
「おっはよーみくる!」
「おはよう、みくる」
2人はいつものようにやってきて、いつものように佐藤くんの話が始まる。
当の佐藤くんは、藤くんの席の前にしゃがみこんで談笑していた。
仲良いなぁ……。
微笑ましく見ていると、ぱっと目の前に手が飛び込んできた。
「みーくーる!!大丈夫?」
「り、りっちゃん!大丈夫だよ」
「ねぇ、やっぱりみくるも佐藤くんのこと好きだったりするの……?」
「えぇ…」
これはとても面倒な誤解を招いちゃったような……
「だいじょーぶだいじょーぶ。佐藤のこと好きなのはりつだけだし、みくるはどちらかと言えばふじ…」
「わあああっ」
こっちも変な誤解をしてる……!
どうしようとあたふたしていた時、こっちに佐藤くんと藤くんが来るのが見えた。
えっ、なんで?!
もしかして話聞かれてた…?
私以上にあわあわしているのはりっちゃん。
「さ、ささ佐藤くん!!どうしたの??」
りっちゃんの慌てっぷりに私もなーさんも笑ってしまう。
「ちょっと3人を誘いたくて!」
「「「誘う?」」」
思わずハモってしまう私たち。
ふはっと佐藤くんは笑って話を続けた。
「来月遊園地行くんだけどチケットが6枚あるんだよね、だから、オレと晴彦とみくるちゃんとりっちゃんと九条さんで行かないかなって!」
ん?「りっちゃん」?
佐藤くんりっちゃんのことりっちゃんって呼んでたっけ?!
進展の早さに驚愕していると、なーさんが突っ込んだ。
「なになに?りつのことあだ名で呼んでんの?かわいー」
「ちょ、ちょっとなーさん!!」
「え?じゃあ九条さんもなーさんって呼んでいい?」