木曜日は立ち入り禁止。
「……なんか俺も気になってきた」
「私も……」
2人で見に行くと
その液晶にはイケイケな男の子が写っていた。
金に近い茶髪を少しふんわりとセットして、緩いあったかそうな服を着ている男の子。
「ちなみに歳下」
「「「歳下?!」」」
あまりの衝撃に、3人で声を上げてしまった。
藤くんは珍しく髪の毛を気にしている様子。
「藤くん、感化されちゃった?」
「……別に、そんなじゃない」
ちょっとむっとしながら前髪をいじる藤くんがなんだか可愛くて
私はちょいちょいと頭を撫でてしまった。
「……大塚?」
気だるげな目を真ん丸にして藤くんは私の手を掴んだ。
「…あっ、ごめん。つい……」
とりあえず手を離してもらおうとすると
藤くんはちょっと焦ったように聞いてきた。
「大丈夫?気分悪くなったりしてない?怖くない?」
「え?だ、大丈夫だよ?」
確かに自分から触ることってなかなか無かったから、藤くんが驚くのもわかるけど
もっと成長を喜んでくれるものだと思ってたから、私の中では意外な反応だった。
「でも、私から触れられるようになってきたってことだよね?」
「んー…、そうだけど」
なんだろう、何か心配事でもあるのかな…。
そっと顔をのぞき込むと、なんだか深刻そうな顔で考え込んでいる。
「藤く…」
「おはよーみんな!!今日はギリ遅刻じゃない時間に起きれたぞ!!」
私の言葉はまたも彼にかき消された。
「おはよう佐藤くん、今日も元気だね」
「お!おはようみくるちゃん!あれ?晴彦なんか元気ない?」
佐藤くんは藤くんの後ろに回り込んでアタックした。
「っ?!痛っ」
「…晴彦、お前また考えすぎてんだろ!」
佐藤くんの一言に何か感じたのか、藤くんは顔を上げて
「ごめん」
と一言。
「私も……」
2人で見に行くと
その液晶にはイケイケな男の子が写っていた。
金に近い茶髪を少しふんわりとセットして、緩いあったかそうな服を着ている男の子。
「ちなみに歳下」
「「「歳下?!」」」
あまりの衝撃に、3人で声を上げてしまった。
藤くんは珍しく髪の毛を気にしている様子。
「藤くん、感化されちゃった?」
「……別に、そんなじゃない」
ちょっとむっとしながら前髪をいじる藤くんがなんだか可愛くて
私はちょいちょいと頭を撫でてしまった。
「……大塚?」
気だるげな目を真ん丸にして藤くんは私の手を掴んだ。
「…あっ、ごめん。つい……」
とりあえず手を離してもらおうとすると
藤くんはちょっと焦ったように聞いてきた。
「大丈夫?気分悪くなったりしてない?怖くない?」
「え?だ、大丈夫だよ?」
確かに自分から触ることってなかなか無かったから、藤くんが驚くのもわかるけど
もっと成長を喜んでくれるものだと思ってたから、私の中では意外な反応だった。
「でも、私から触れられるようになってきたってことだよね?」
「んー…、そうだけど」
なんだろう、何か心配事でもあるのかな…。
そっと顔をのぞき込むと、なんだか深刻そうな顔で考え込んでいる。
「藤く…」
「おはよーみんな!!今日はギリ遅刻じゃない時間に起きれたぞ!!」
私の言葉はまたも彼にかき消された。
「おはよう佐藤くん、今日も元気だね」
「お!おはようみくるちゃん!あれ?晴彦なんか元気ない?」
佐藤くんは藤くんの後ろに回り込んでアタックした。
「っ?!痛っ」
「…晴彦、お前また考えすぎてんだろ!」
佐藤くんの一言に何か感じたのか、藤くんは顔を上げて
「ごめん」
と一言。