真面目な鳩井の、キスが甘い。
「やだ、かわいい」
おもに無表情でされるがままの鳩井が。
「今日ずっとあんな感じー。晴翔、鳩井くんには甘いよねー。手がかかる子ほど可愛いってやつかなー」
確かに甘い。
元々お世話焼きの晴翔だけど、もし私が相手だったらもっと罵詈雑言の限りを尽くしてるはず。
それだけ鳩井が可愛いってこと?
鳩井最強だな。
「そういえば最後の3on3のメンバーってどうなったの?」
「晴翔、鳩井くん、尾道くん。まぁ晴翔以外のメンバーは先生の忖度入ってるよねー」
本来バスケ部が入るべきではない3on3のメンバーに晴翔がいるのは、我がクラスにバスケ部が多すぎるせい。
どうしても1人バスケ部が入らないといけないということで、くじ引きで晴翔がやることになったらしい。
つまり、クラスで1番球技が苦手な2人がメンバーに入れられたのは、他のクラスへの配慮ってこと。
「ずっと晴翔がつきっきりで教えてたよ。幼稚園児の習い事みたいだった」
は?かわいい。見たかった。
晴翔の懸命の指導の元、愛おしいドリブルの仕方をする鳩井。
は?なに?は?かわいいが???
ボールに踊らされる鳩井から目を離せずニヤニヤしていると、ふいに鳩井がこちらを見た。
「!」
そしてすぐそらした。
…なん!?
なんで!なんでそらす!?
アイコンタクトぐらいしてくれたっていいじゃん!!
……って、しないか。鳩井はしないか、しないよね。
それに私たちがキスフレなことは、絶対秘密だし。
そっかそっか、それはそうかぁー。
でも、なんか寂しいなー……
おもに無表情でされるがままの鳩井が。
「今日ずっとあんな感じー。晴翔、鳩井くんには甘いよねー。手がかかる子ほど可愛いってやつかなー」
確かに甘い。
元々お世話焼きの晴翔だけど、もし私が相手だったらもっと罵詈雑言の限りを尽くしてるはず。
それだけ鳩井が可愛いってこと?
鳩井最強だな。
「そういえば最後の3on3のメンバーってどうなったの?」
「晴翔、鳩井くん、尾道くん。まぁ晴翔以外のメンバーは先生の忖度入ってるよねー」
本来バスケ部が入るべきではない3on3のメンバーに晴翔がいるのは、我がクラスにバスケ部が多すぎるせい。
どうしても1人バスケ部が入らないといけないということで、くじ引きで晴翔がやることになったらしい。
つまり、クラスで1番球技が苦手な2人がメンバーに入れられたのは、他のクラスへの配慮ってこと。
「ずっと晴翔がつきっきりで教えてたよ。幼稚園児の習い事みたいだった」
は?かわいい。見たかった。
晴翔の懸命の指導の元、愛おしいドリブルの仕方をする鳩井。
は?なに?は?かわいいが???
ボールに踊らされる鳩井から目を離せずニヤニヤしていると、ふいに鳩井がこちらを見た。
「!」
そしてすぐそらした。
…なん!?
なんで!なんでそらす!?
アイコンタクトぐらいしてくれたっていいじゃん!!
……って、しないか。鳩井はしないか、しないよね。
それに私たちがキスフレなことは、絶対秘密だし。
そっかそっか、それはそうかぁー。
でも、なんか寂しいなー……