真面目な鳩井の、キスが甘い。
ノアはふと私たちの後ろに目をやって、晴翔と同じ色のゼッケンをつける鳩井と尾道くんを一瞥した。
そして、フッと鼻で笑う。
「あぁ、勝負したくないか。そっち、負け確っぽいもんね」
ブチブチブチッ。
「…………あ?」
晴翔のリミッターがキレる音。
「上等だ!やってやろうじゃねーか!!」
「待て待てーい」
どうしてそうなるんだーい。
美愛が「うちの子たちはなんでこんな単純なんだ…」とぼやくのが聞こえる。
「そのかわり俺たちが勝ったら金輪際日向に近づくんじゃねーぞ!」
「のった」
睨みつける晴翔に、ノアが嬉しそうにする。
「待って待って、だめだよ、そんな勝負しなくていいよ!」
本当に負けたらどうするの?ノアと付き合うなんて絶対いや!!
二人の間に入って抗議する私を、
「お前は黙ってろ!!」
晴翔が一蹴した。
「えー…」
私の名前が出てるのに私の話を聞いてくれないー…
「ギリギリまで練習すっぞ鳩井!尾道!」
体の周りに炎を燃え上がらせた晴翔は、踵を返してコートに向かう。
尾道くんが「えぇ……」と涙目になるのが見える。
だよね、とばっちりだもんね、ごめんね尾道くん……!
そこで、無表情でそこに立つ鳩井とバチンと目があった。
そして、フッと鼻で笑う。
「あぁ、勝負したくないか。そっち、負け確っぽいもんね」
ブチブチブチッ。
「…………あ?」
晴翔のリミッターがキレる音。
「上等だ!やってやろうじゃねーか!!」
「待て待てーい」
どうしてそうなるんだーい。
美愛が「うちの子たちはなんでこんな単純なんだ…」とぼやくのが聞こえる。
「そのかわり俺たちが勝ったら金輪際日向に近づくんじゃねーぞ!」
「のった」
睨みつける晴翔に、ノアが嬉しそうにする。
「待って待って、だめだよ、そんな勝負しなくていいよ!」
本当に負けたらどうするの?ノアと付き合うなんて絶対いや!!
二人の間に入って抗議する私を、
「お前は黙ってろ!!」
晴翔が一蹴した。
「えー…」
私の名前が出てるのに私の話を聞いてくれないー…
「ギリギリまで練習すっぞ鳩井!尾道!」
体の周りに炎を燃え上がらせた晴翔は、踵を返してコートに向かう。
尾道くんが「えぇ……」と涙目になるのが見える。
だよね、とばっちりだもんね、ごめんね尾道くん……!
そこで、無表情でそこに立つ鳩井とバチンと目があった。