真面目な鳩井の、キスが甘い。
攻守交替して、今度は晴翔がシュートを決めようとする。
だけどノアチームのプレッシャーが強くて思うようにはさせてくれず、晴翔は苦し紛れに尾道くんにパスを出した。
それを尾道くんが取りこぼしてしまい、ノアチームのゴリさんの手に渡ってしまった。
取り返しに走るも、残念ながら得点を決められてしまう。
あっという間に2-0。
え……やばくない?このペース、マジでやばくない??
「ごめん……っ」
「気にすんな尾道」
涙目になる尾道くんの肩を叩いて慰める晴翔に、ノアがまた挑発的な顔を向ける。
「あんまりクラスメイトいじめないほうがいいんじゃない?はやく終わらせてあげようよ。もうヒナが僕のものになるのは決定事項なんだし、さ」
はい波木、鳥肌たちました。
「あぁ!?ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!!」
簡単に挑発にのってしまった晴翔がノアに掴みかかる。
ほんと、ふざけてる。
でもノアの言う通り、見てられない。
尾道くんの泣きそうな顔を見てると、もう早く終わらせてあげたほうがいいんじゃないかと思う。
ノアのものになるのは絶対に嫌だけど、そんなことを思っちゃうくらいには、希望を見いだせない。
「澤くん」
私はその時
その日はじめて、鳩井の声を聞いた。
だけどノアチームのプレッシャーが強くて思うようにはさせてくれず、晴翔は苦し紛れに尾道くんにパスを出した。
それを尾道くんが取りこぼしてしまい、ノアチームのゴリさんの手に渡ってしまった。
取り返しに走るも、残念ながら得点を決められてしまう。
あっという間に2-0。
え……やばくない?このペース、マジでやばくない??
「ごめん……っ」
「気にすんな尾道」
涙目になる尾道くんの肩を叩いて慰める晴翔に、ノアがまた挑発的な顔を向ける。
「あんまりクラスメイトいじめないほうがいいんじゃない?はやく終わらせてあげようよ。もうヒナが僕のものになるのは決定事項なんだし、さ」
はい波木、鳥肌たちました。
「あぁ!?ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!!」
簡単に挑発にのってしまった晴翔がノアに掴みかかる。
ほんと、ふざけてる。
でもノアの言う通り、見てられない。
尾道くんの泣きそうな顔を見てると、もう早く終わらせてあげたほうがいいんじゃないかと思う。
ノアのものになるのは絶対に嫌だけど、そんなことを思っちゃうくらいには、希望を見いだせない。
「澤くん」
私はその時
その日はじめて、鳩井の声を聞いた。