真面目な鳩井の、キスが甘い。

 突然始まったキスにビックリして、目がチカチカする。


「……っ、?」


 ……あ

 わ、な、なんか

 いつもより、熱い…っていうか…っ


「……んん……っ」


 激しいかも…!?

 鳩井は角度を変えながら私の唇を文字通り食べるようにして味わっていって、鳩井の熱がうつるようにして体がどんどん熱くなっていく。


「は……、」


 鳩井の吐息に、ゾクッとした。

 鳩井は唇を強弱をつけて押し付けながら、右手をスル、と耳後ろに移動して私の髪を掬う。

 それをされるともうたまらなくなって、腰の辺りがゾクゾクして、頭がフワフワして、訳が分からなくなった。


「っ……、んっ、ふぁ」


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