真面目な鳩井の、キスが甘い。
「なんで……?鳩井……っ」


 鳩井の、バカ

 またこういうこと、する


「おい、何すんだよ!!」


 床に転がったノアが鳩井に声を荒げた。

 対して鳩井が、私を後ろに引き込みながら息も絶え絶えに言う。




「っ、この人は……っ、」




 それも、はっきりと。




「俺のなんで……!」





 え?


< 151 / 320 >

この作品をシェア

pagetop