真面目な鳩井の、キスが甘い。
⋈
⋈
⋈
放課後の保健室。
私と鳩井は、一か月半ぶりに、キスをしてる。
「ん……波木さん、もうちょっと……」
鳩井は上ずった声で私のうなじに熱い手で触って引き寄せて、緩急をつけて唇を押し付けては、文字通り食べるようにキスをする。
甘い、熱い、優しいキス。
「……、っ」
それは数十秒前だったか、数分前だったか、それとももっと前のことだったかわからない。
保健室に入ってすぐ「おまたせー!」と笑った私に、鳩井は「……うん」とだけ言って、私の手を引き込んですぐにキスをし始めた。
鳩井の優しいけどちょっとだけ強引な手つきや息遣い、何度も求めてくる唇と、大きくて速い心臓の音まで
その全部から、鳩井の気持ちが伝わってくるみたいで。
苦しくなってることにも気づかないくらい、夢中でキスをする。
「ん……は、」
『好き』『好き』『好きだよ』
1ヶ月半分の『好き』が溢れ出したみたいな、甘い、甘いキス。
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放課後の保健室。
私と鳩井は、一か月半ぶりに、キスをしてる。
「ん……波木さん、もうちょっと……」
鳩井は上ずった声で私のうなじに熱い手で触って引き寄せて、緩急をつけて唇を押し付けては、文字通り食べるようにキスをする。
甘い、熱い、優しいキス。
「……、っ」
それは数十秒前だったか、数分前だったか、それとももっと前のことだったかわからない。
保健室に入ってすぐ「おまたせー!」と笑った私に、鳩井は「……うん」とだけ言って、私の手を引き込んですぐにキスをし始めた。
鳩井の優しいけどちょっとだけ強引な手つきや息遣い、何度も求めてくる唇と、大きくて速い心臓の音まで
その全部から、鳩井の気持ちが伝わってくるみたいで。
苦しくなってることにも気づかないくらい、夢中でキスをする。
「ん……は、」
『好き』『好き』『好きだよ』
1ヶ月半分の『好き』が溢れ出したみたいな、甘い、甘いキス。