真面目な鳩井の、キスが甘い。
お前ら、付き合っちゃえば?
しばらく歩いて鳩井が足を止めたのは、保健室の扉の前。
鳩井がノックして失礼します、と扉を開ける。
「ん、鳩井か。どーした」
養護教諭の、鬼塚龍介先生。
保健室の先生とは思えない強面の背の高い先生で、生徒たちから恐れられている。
傷を癒すどころか抉ってきそうな先生のおかげで、生徒たちは、絶対に保健室に行くもんかと日頃から健康に気遣い、憩いの場になりがちな保健室はいつも閑散としてる。
鬼塚先生が殺し屋みたいな目を動かして鳩井の後ろで縮こまる私に気がついた。
「……あ゙?」
ギロリ。
「ひんっ」
殺さないでください!!
私は鳩井の後ろに隠れた。
鳩井がノックして失礼します、と扉を開ける。
「ん、鳩井か。どーした」
養護教諭の、鬼塚龍介先生。
保健室の先生とは思えない強面の背の高い先生で、生徒たちから恐れられている。
傷を癒すどころか抉ってきそうな先生のおかげで、生徒たちは、絶対に保健室に行くもんかと日頃から健康に気遣い、憩いの場になりがちな保健室はいつも閑散としてる。
鬼塚先生が殺し屋みたいな目を動かして鳩井の後ろで縮こまる私に気がついた。
「……あ゙?」
ギロリ。
「ひんっ」
殺さないでください!!
私は鳩井の後ろに隠れた。