真面目な鳩井の、キスが甘い。
「つーかよ……最近の鳩井、どう思う?」
そう言った鬼ちゃんはばつが悪そうに立ち上がって、自分用のニャンコ柄のカップにコーヒーを注いでいる。
「……しんどそう」
「だよなぁ」
「今までどうしてたの?……実はパートナーがいたとか?」
「いや、少なくとも高校入ってからはいねぇはず。薬飲んで普通に生活してたが……最近薬も間に合わないくらい頻度が増えたのかもしれねぇな」
「えっ、頻度増えることあるの!?」
「おー。口付け依存体質者は発症から徐々に頻度を増やしてって、大体高2くらいで発症頻度がピークを迎える。鳩井もまだ増えるかもな」
「え……えぇ……」
それってわかんないけど、すっごく困るんじゃ……!?
「あいつもいい加減パートナー見つければいいんだけどよー。あいつ俺に何も相談しねぇんだよな。ったく、ちゃんと用量守ってっかな」
「用量?薬のこと?」
「おう。朝晩2回。あんまり飲むと副作用で倦怠感出たり、貧血になったり、胃痛を起こしちまったりする」
「そうなんだ……」
そう言った鬼ちゃんはばつが悪そうに立ち上がって、自分用のニャンコ柄のカップにコーヒーを注いでいる。
「……しんどそう」
「だよなぁ」
「今までどうしてたの?……実はパートナーがいたとか?」
「いや、少なくとも高校入ってからはいねぇはず。薬飲んで普通に生活してたが……最近薬も間に合わないくらい頻度が増えたのかもしれねぇな」
「えっ、頻度増えることあるの!?」
「おー。口付け依存体質者は発症から徐々に頻度を増やしてって、大体高2くらいで発症頻度がピークを迎える。鳩井もまだ増えるかもな」
「え……えぇ……」
それってわかんないけど、すっごく困るんじゃ……!?
「あいつもいい加減パートナー見つければいいんだけどよー。あいつ俺に何も相談しねぇんだよな。ったく、ちゃんと用量守ってっかな」
「用量?薬のこと?」
「おう。朝晩2回。あんまり飲むと副作用で倦怠感出たり、貧血になったり、胃痛を起こしちまったりする」
「そうなんだ……」