真面目な鳩井の、キスが甘い。
こちらが返事をする前に鍵が開いて顔を出したのは、殺し屋みたいな顔の人。
「鬼塚先生。ありがとうございました」
「ん。お疲れさん」
鬼ちゃんはかしこまる鳩井にぶっきらぼうに返事をしながら、扉につけていた【職員室へ】という張り紙を剥がした。
そして鳩井は、鬼ちゃんと入れ替わりに保健室の外に出て「じゃあ」と言う。
「なんだ鳩井。もう行くのか」
「はい。元気なので」
保健室の意義をしっかり守る真面目な鳩井は、私たちにペコッと会釈して扉を閉めた。
鳩井の滞在時間、約5分。
「……元気そうだな」
鬼ちゃんが私を見て言った。
「ええ。それはもう元気いぱーいですよ」
私はむぅ、と口を尖らせながら言った。
──……毎週月、水、金曜日。
それは私の仕事がある曜日。
鬼ちゃん協力のもと、鳩井と私は私の仕事までの空き時間を使って保健室でキスをしてる。
私たちがキスフレになって、2週間が経とうとしていた。
「鬼塚先生。ありがとうございました」
「ん。お疲れさん」
鬼ちゃんはかしこまる鳩井にぶっきらぼうに返事をしながら、扉につけていた【職員室へ】という張り紙を剥がした。
そして鳩井は、鬼ちゃんと入れ替わりに保健室の外に出て「じゃあ」と言う。
「なんだ鳩井。もう行くのか」
「はい。元気なので」
保健室の意義をしっかり守る真面目な鳩井は、私たちにペコッと会釈して扉を閉めた。
鳩井の滞在時間、約5分。
「……元気そうだな」
鬼ちゃんが私を見て言った。
「ええ。それはもう元気いぱーいですよ」
私はむぅ、と口を尖らせながら言った。
──……毎週月、水、金曜日。
それは私の仕事がある曜日。
鬼ちゃん協力のもと、鳩井と私は私の仕事までの空き時間を使って保健室でキスをしてる。
私たちがキスフレになって、2週間が経とうとしていた。