お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
第ニ章 元彼の企み
「私はなんでも大丈夫です」

「そうか」

「あのう、明日お休み頂けますか」

「どこか行くのか」

「彼のアパートに荷物取りに行かないと……」

「元彼だろ?俺も一緒に行ってやる」

まどかは驚きを隠せずにいた。

次の日、龍斗はまどかと一緒に、元彼のアパートへ荷物を取りに出かけた。

まどかは龍斗に車で待ってるように伝えたにもかかわらず、一緒についてきた。

「社長、一人で大丈夫ですから……」

「二人の方が早いだろ、余計なものは持ってくるな、俺が服とか買ってやる」

まどかは社長の言葉に戸惑い始めていた。

えっ、社長は甘すぎるよ。

それに恋人みたいなこと言ったり、恋人みたいな行動したり、何を考えてるのかさっぱりわからない。

まどかはアパートの鍵を開けてドアを開いた。

そこには元彼の立花新が立っていた。

「まどか、帰ってきてくれたのか」

「新、何言ってるの?仕事はどうしたの?」

「なんかつまらなくて辞めた」

まどかはため息をついた。

「また?」

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