お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
ほぼ百パーセント俺の子供だろう。

しかし、まどかは俺に全てを委ねようとはしない。

俺の気持ちを信じてもらえない。

その頃、龍斗は父親の再婚相手の娘との結婚を迫られていた。

父親は億の資産を所有している。

その全てを龍斗に託すと遺言を残していた。

父親の再婚相手は自分の娘と龍斗を結婚させて、億の資産を手に入れようとしていた。

冗談じゃない、俺はまどかとの結婚を十年前から決めていた。

でも、まどかは俺の気持ちを信じてくれない。

そこで、龍斗は契約結婚を申し出ることにした。

「まどか、実は俺は義理の妹との結婚を持ちかけられている、親父の億の資産を手に入れるために」

「えっ、そうなんですか」

「絶対に阻止したいんだ、そのためには俺が義妹以外の女と結婚すれば、
親父の再婚相手も諦めるだろう、お前も一人で出産は大変だろうし、俺にすでに子供がいるとなれば、親父の資産は俺が継げる、お互いのためにお前に契約結婚を申し込む」

まどかは驚いた表情を見せた。

< 21 / 74 >

この作品をシェア

pagetop