お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
龍斗はまどかの態度が気になったが、仕事に出かけた。

まどかは仕方なく、産婦人科に一人で出かけた。

健診が終わり、まどかは産婦人科のドアを開けて外に出た。

横断歩道で信号待ちをしていると、後ろからグイッと押された。

えっ?あっ。

まどかの身体は前に押し出されて倒れた。

そこに車が突っ込んで、急ブレーキでまどかは意識を失った。

「まどか、大丈夫か」

まどかは自分を呼ぶ声が聞こえた。

そっと目を開けると、新が心配そうにまどかの顔を覗き込んでいた。

「新」

「気がついたか?よかった」

「私、どうしちゃったの?」

「まだ信号が赤なのに、車道に飛び出したんだよ、俺はたまたま現場に居合わせて、
びっくりした、先生の話だと、どこも怪我ないし、赤ん坊も大丈夫だってよ」

「よかった、ありがとう」

「一人で出歩くなって言っただろう、旦那に真凜のこと話したか」

「話してない」

「どうしてだよ」

「だって……」
まどかは心配していたことが起こって背筋が凍った。

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