お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
マンションに着くと、ソファに座るように促された。
「一体何があったの」
新は向かい側のソファに腰を下ろした。
「新、仕事は大丈夫なの?」
「ああ、打ち合わせまで、時間あるから」
「何の仕事してるの」
「ホテル経営の事業を立ち上げて、社長してる」
まどかはさらにびっくりした表情を見せた。
「ウソ、社長?」
「俺のことはいいから、まどかのこと教えてくれ」
まどかはゆっくり話始めた。
「私、真凜さんに背中押されて、階段から転げ落ちて、入院していたの」
「真凜には気をつけろって言っただろう」
「うん」
「それで、まどかは怪我はどの程度だったんだ」
「頭打って、階段から転げ落ちた衝撃で赤ちゃんダメになっちゃった」
「そうだったのか」
まどかは涙が止まらなかった。
新はそんなまどかを抱きしめた。
「まどか、俺とやり直さないか」
「えっ?だって私人妻だよ」
「契約結婚だろ、それに神様が俺とやり直せって、まどかを身軽にしてくれたんだと思う」
「新」