お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
仕事から帰った新は、まどかがいないことに慌てていた。

まさか、あいつの元に戻ったのか。

その頃、まどかは、新のマンションを出てきたが、行く当てもなく、

途方に暮れていた。

財布もスマホもなくて、龍斗のマンションへ取りに行こうとしていた。

入院した時に貴重品は全て龍斗が持って帰っていたのだ。

昼間なら龍斗もいないだろうと鷹を括っていた。

まどかはマンションのコンシェルジュ木村に声をかけた。

「まどか様、木崎様が必死になって探しておられましたよ」

「すみません、ご迷惑をおかけして」

「ご無事で何よりです、木崎様とご連絡は取れましたか」

「あ、バッグが部屋にあって、スマホもその中なので、取りに来たんですが、開けてもらってもいいですか」

「かしこまりました」

コンシェルジュ木村はキーを解錠した。

「ありがとうございます」

挨拶をして、まどかは急いで部屋に入った。

衝撃的な状態の部屋を目の当たりにして、驚いた。

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