お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
服は脱ぎっぱなし、カップ麺の空の容器はそのまま、キッチンは汚れたお皿やコップが散乱していた。

ゴミも捨てておらず、溢れていた。

まどかは片付け始めた。

あっ、私何してるの?もう奥さんじゃないのに……

そこにドアを開ける音がして、入ってきたのは龍斗だった。

「まどか」

「あ、あのう、ごめんなさい、勝手に入ってしまって……」

「何を言ってるんだ、まどかのうちじゃないか」

「すぐに失礼しますから」

そう言って、まどかはバッグを持って、ドアに方に歩き出した。

龍斗は「待ってくれ」そう言ってまどかの腕を掴んだ。

「離してください」

龍斗は慌てて腕を離した。

この時、龍斗は離婚届にサインをしたまどかは、もう自分のことは

なんとも思っていないと思っていた。

この時まどかは、離婚届を新から受け取った龍斗は、自分に対して契約以外の気持ちはないと思っていた。

でも、龍斗はまどかを引き留め、十年前から片思いをしていたことを告げた。

「信じられません」

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