Love for Friens
「何の話ー?」
ふと、話に入ってきたのは郁だ。
「…!」
い、郁だ…。
私は、なんとなく嬉しくなる。
が、郁の隣には、相変わらず美奈がくっついている。
私は複雑な気持ちになった。
「今ね、夏休みみんなで遊ぼうって言ってたんだー」
優子が説明をした。
「へぇー。じゃあさ、うちらも混ぜていい?」
郁が説明した優子に言った。
「もっちろん!!」
返事をしたのは優子ではなく、私……。
あちゃー…。
つい、叫んじゃった…。
私が急に叫んだからなのか、みんなはびっくりしている。
「えっ…と、…ホラ、大勢の方が楽しいって言う…じゃん…?」
私はすかさずフォローする。
このオドオドした言葉がフォローになっているのか私にもわからないが、しないよりはマシだ。