Love for Friens
「さっきコンビニから真矢を見かけてさ、追いかけようとしたけど、真矢が速くて…」
郁は、やっと息が落ち着いた様子。
「あれ。郁ってチャリ通とは聞いていたけど、ここらへんに住んでたんだ?」
「そうだよ? だって、元北中学だし」
「え? 北中学って、私が行ってた中学と近いよ?」
「そうなの?」
「うん。だって私、南中学だし」
「えっ? じゃあ、うちら超近いじゃん!」
どうやら、私達は隣同士の中学だったらしく、家が近いことを知った。
そして、私達は毎日一緒に学校に行くことになった。