先生の隣にいたかった
休みの日は、あっという間に終わった。
今日、きちんと翔太に伝えようと思う。
上手く言えるか分からないけど、
きっと翔太はわかってくれる気がした。
「…いお?大丈夫?」
「え…?」
「なんか顔色悪いよ?」
梨乃に言われてから気づいた。
確かに、朝から食欲がない。
それに少し頭がぼーっとする。
「…大丈夫」
「本当に?」
「うん」
「無理はしたらダメだよ?」
私は頷いて、
そのまま荷物を持って、
学校に向かった。