先生の隣にいたかった

〜先生の想い〜





先生とお別れをしてから、
すぐに、春休みに入った。








春休みになってから、
家に帰って、ずっと携帯も見ていなかった。










正直、休みでよかった。
多分、すぐには
学校に行けなかったと思うから。











「いお、春休みどこにも行かないの?」




 



「…行かない」







お母さんは、
部屋にこもっている私を心配してくれている。







でも、こんなこと聞かれても話せなかった。









そして、こうやって何もしないまま、







春休みは終わった。




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