私のお願い、届いてますか?
「…寝る」
「あっ、うん。おやす」
グイッ
「えっ?」
秀人が立ち上がったのと同時に、私の身体が引き寄せられ、フワッと持ち上げられる。
な、なんで?
状況が理解できなくて、頭の中が真っ白になる。
私、今お姫様抱っこされてる?
ベットに仰向けに下ろされた私は、なぜか、寝ると言っていた秀人に上から見下ろされてる体勢になっている。
「…眠いんじゃ…「眠い」
「じゃ、じゃあ…」
寝た方がいいんじゃない?って言おうとしたのに、秀人が、フッと笑ったのが見えて何も言えなくなった。
そっと、私の髪の毛に指を通して、自分の口元に近づける秀人に、私の顔が熱くなる。
「…梨々香の匂いだ…」
その言葉に、私は恥ずかしくなって思わず顔を逸らした。でも、すぐに秀人の手によって向きを直される。
「…昨日…迎えにいってる時、どんな気持ちだったと思う?」
えっ…?
「…向かってる間に、何かあったらって思うと、生きた心地しなかった…」
「ごめん…」
「梨々香が謝ることじゃないけど…でも、もう少し危機感持って」
真剣な眼差しの秀人の言葉に、私はゆっくりと頷いた。
それを見て、秀人はボスっと枕に顔を埋める。
「…添い寝してよ」
「えっ…?」
「あっ、うん。おやす」
グイッ
「えっ?」
秀人が立ち上がったのと同時に、私の身体が引き寄せられ、フワッと持ち上げられる。
な、なんで?
状況が理解できなくて、頭の中が真っ白になる。
私、今お姫様抱っこされてる?
ベットに仰向けに下ろされた私は、なぜか、寝ると言っていた秀人に上から見下ろされてる体勢になっている。
「…眠いんじゃ…「眠い」
「じゃ、じゃあ…」
寝た方がいいんじゃない?って言おうとしたのに、秀人が、フッと笑ったのが見えて何も言えなくなった。
そっと、私の髪の毛に指を通して、自分の口元に近づける秀人に、私の顔が熱くなる。
「…梨々香の匂いだ…」
その言葉に、私は恥ずかしくなって思わず顔を逸らした。でも、すぐに秀人の手によって向きを直される。
「…昨日…迎えにいってる時、どんな気持ちだったと思う?」
えっ…?
「…向かってる間に、何かあったらって思うと、生きた心地しなかった…」
「ごめん…」
「梨々香が謝ることじゃないけど…でも、もう少し危機感持って」
真剣な眼差しの秀人の言葉に、私はゆっくりと頷いた。
それを見て、秀人はボスっと枕に顔を埋める。
「…添い寝してよ」
「えっ…?」