私のお願い、届いてますか?
第9章 正体②
ストーカーの件は解決したのに、まだメールの犯人が分かっていないからと、秀人は、3日間私を毎朝会社まで送ってくれている。
しかも、帰りは私の残業時間にまで合わせて迎えにきてくれたりと、今までのすれ違いの生活が嘘だったかのように一緒にいる時間が増えて、正直びっくりしている自分がいる。
「研究の方は平気なの?」
「まあ、今のとこは。それに多分、時間そんなかからないうちに犯人に辿り着くと思うし」
えっ?
「…どうやって?」
「待ってればわかるよ」
淡々と答えた秀人は、夜ご飯のパスタを丁寧にフォークで巻いている。
待ってればわかるって…もしかして、最近よく電話してる大学の時の友達も関係してるのかな?
そう考えながら、コンソメスープを飲む。
「荷造りも始めないとな…」
「あっ、そうだよね」
よく考えたら、引越しの荷物って、私の分がかなり多いかも。
計画的に荷造りしないと間に合わなくなっちゃう。
そう思うのと同時に、そういえば秀人が引っ越しに合わせた休みを取っていてくれたことを思い出して、嬉しさでにやけてしまうそうになる。
しかも、帰りは私の残業時間にまで合わせて迎えにきてくれたりと、今までのすれ違いの生活が嘘だったかのように一緒にいる時間が増えて、正直びっくりしている自分がいる。
「研究の方は平気なの?」
「まあ、今のとこは。それに多分、時間そんなかからないうちに犯人に辿り着くと思うし」
えっ?
「…どうやって?」
「待ってればわかるよ」
淡々と答えた秀人は、夜ご飯のパスタを丁寧にフォークで巻いている。
待ってればわかるって…もしかして、最近よく電話してる大学の時の友達も関係してるのかな?
そう考えながら、コンソメスープを飲む。
「荷造りも始めないとな…」
「あっ、そうだよね」
よく考えたら、引越しの荷物って、私の分がかなり多いかも。
計画的に荷造りしないと間に合わなくなっちゃう。
そう思うのと同時に、そういえば秀人が引っ越しに合わせた休みを取っていてくれたことを思い出して、嬉しさでにやけてしまうそうになる。