偏差値高めで恋愛未経験の私が隣の席の男の子に溺愛されるお話〜春編 Spring 〜
中間考査 〜Intermediate examination 〜
月曜日、翔央ちゃんの運命の日がやってきた。
「ふー、入試の時はここまで緊張しなかったのに…」
「マジかよ…やっぱりひーちゃんはよくわかんねぇ。」
「でも、翔央ちゃんなら大丈夫だって!ファイト〜。」
「楓織が応援してたら、なんでも出来そうな気がする…」
「・・・・・・」
「あ!はいはい、ごめんなさいごめんなさい。楓織は如月のだったな。いや、まだなってないか。」
「うるさい。今年中には、だ。」
「こんな時まで独占欲出すって…本当にお前、頭大丈夫か?碧依。」
「え!?碧依くん、頭痛いの?大丈夫?保健室行く?」
「あー、白鳥、そういう事じゃないから。」
???まーた、わからない話だ。まぁ、もう気にしない気にしない。今からは試験に集中しようっと。
そして、1日目が終わった。
翔央ちゃんも含めて、皆んなできたっぽいって。
2日目、3日目、4日目も同じように進んでいき…
私的には翔央ちゃんの成長に凄く驚いてる。でも、『今回いける!』って笑顔で言ってくる翔央ちゃんを見てると、勉強会やってよかったなぁってつくづく思うんだ。
最終日5日目。これで中間は終わり。
最後の教科は英語と国語の現代文。
うちの学校は主要の5科目、国語・数学・英語・理科・社会がそれぞれ2つずつに分かれていて、国語は現代文と古文・文法、数学は代数と幾何、英語はAとB、理科は生物・地学と物理・化学、社会は地理と歴史に分かれてるの。
だから、1日に2科目ずつで全部で5日間かかるんだ。期末の時は試験が2、3個増えるからそれはその5日間の中で、3科目やる日が出てくるの。
で、最後の日の教科が英語と国語。翔央ちゃんが1番苦手な部類の教科。
「うー、文系苦手だけど、楓織のお陰でできるようになったから頑張る!」
「そうそう、その調子〜。」
それから、試験が終わって…
「できた!思ったよりもできたよ!楓織のお陰だ!やったー!」
「翔央ちゃんも頑張ったね。」
こうしていると、頭を撫でたくなる。
「ん?楓織、何してるの?」
「翔央ちゃんが頑張ったから、頭撫でてるの。」
「ちょっと!それは俺だけの特権だ!」
「楓織に撫でられるのも悪くないねぇ。実琉より上手かも。」
「なっ、それでも駄目なものは駄目だ!」
「は〜い、わかったよぉ。」
せっかく、翔央ちゃんの頭撫でれたのに。翔央ちゃん、髪さらさらだから今までずっと撫でたかったのに。
「おい、楓織が落ち込んでるだろ。お前、独占欲強すぎると桧山に嫌われるぞ。」
「それは、碧依も言えるんじゃなーい?」
「むっ、俺は大丈夫だ。」
「いったい、何を根拠に…。」
なんか、隣で言い争いしてるけど、私たちは私たちでお互いの頭を撫でている。
「翔央ちゃんの髪、さらさらだね。」
「いやいや、楓織の方がさらさらだよ。アイロン使ってるの?くるっと巻かれてるけど。」
「ううん、これはくせっ毛。少し髪をといたら、いい感じに巻かれたようになる、便利なくせっ毛なのです!」
「へぇー、いいなぁ。私なんて、何の変哲もない黒髪ストレートだよ。」
「私はそれに憧れるけどなぁ。」
あ、いつのまにか言い争いは終わったみたい。声が聞こえない。
「楓織〜、そろそろ帰ろーよ。」
「うん!わかった!翔央ちゃん、また明日!」
「うん、また明日ねー。」
こうして、怒涛の中間考査は終わった。
「ふー、入試の時はここまで緊張しなかったのに…」
「マジかよ…やっぱりひーちゃんはよくわかんねぇ。」
「でも、翔央ちゃんなら大丈夫だって!ファイト〜。」
「楓織が応援してたら、なんでも出来そうな気がする…」
「・・・・・・」
「あ!はいはい、ごめんなさいごめんなさい。楓織は如月のだったな。いや、まだなってないか。」
「うるさい。今年中には、だ。」
「こんな時まで独占欲出すって…本当にお前、頭大丈夫か?碧依。」
「え!?碧依くん、頭痛いの?大丈夫?保健室行く?」
「あー、白鳥、そういう事じゃないから。」
???まーた、わからない話だ。まぁ、もう気にしない気にしない。今からは試験に集中しようっと。
そして、1日目が終わった。
翔央ちゃんも含めて、皆んなできたっぽいって。
2日目、3日目、4日目も同じように進んでいき…
私的には翔央ちゃんの成長に凄く驚いてる。でも、『今回いける!』って笑顔で言ってくる翔央ちゃんを見てると、勉強会やってよかったなぁってつくづく思うんだ。
最終日5日目。これで中間は終わり。
最後の教科は英語と国語の現代文。
うちの学校は主要の5科目、国語・数学・英語・理科・社会がそれぞれ2つずつに分かれていて、国語は現代文と古文・文法、数学は代数と幾何、英語はAとB、理科は生物・地学と物理・化学、社会は地理と歴史に分かれてるの。
だから、1日に2科目ずつで全部で5日間かかるんだ。期末の時は試験が2、3個増えるからそれはその5日間の中で、3科目やる日が出てくるの。
で、最後の日の教科が英語と国語。翔央ちゃんが1番苦手な部類の教科。
「うー、文系苦手だけど、楓織のお陰でできるようになったから頑張る!」
「そうそう、その調子〜。」
それから、試験が終わって…
「できた!思ったよりもできたよ!楓織のお陰だ!やったー!」
「翔央ちゃんも頑張ったね。」
こうしていると、頭を撫でたくなる。
「ん?楓織、何してるの?」
「翔央ちゃんが頑張ったから、頭撫でてるの。」
「ちょっと!それは俺だけの特権だ!」
「楓織に撫でられるのも悪くないねぇ。実琉より上手かも。」
「なっ、それでも駄目なものは駄目だ!」
「は〜い、わかったよぉ。」
せっかく、翔央ちゃんの頭撫でれたのに。翔央ちゃん、髪さらさらだから今までずっと撫でたかったのに。
「おい、楓織が落ち込んでるだろ。お前、独占欲強すぎると桧山に嫌われるぞ。」
「それは、碧依も言えるんじゃなーい?」
「むっ、俺は大丈夫だ。」
「いったい、何を根拠に…。」
なんか、隣で言い争いしてるけど、私たちは私たちでお互いの頭を撫でている。
「翔央ちゃんの髪、さらさらだね。」
「いやいや、楓織の方がさらさらだよ。アイロン使ってるの?くるっと巻かれてるけど。」
「ううん、これはくせっ毛。少し髪をといたら、いい感じに巻かれたようになる、便利なくせっ毛なのです!」
「へぇー、いいなぁ。私なんて、何の変哲もない黒髪ストレートだよ。」
「私はそれに憧れるけどなぁ。」
あ、いつのまにか言い争いは終わったみたい。声が聞こえない。
「楓織〜、そろそろ帰ろーよ。」
「うん!わかった!翔央ちゃん、また明日!」
「うん、また明日ねー。」
こうして、怒涛の中間考査は終わった。