偏差値高めで恋愛未経験の私が隣の席の男の子に溺愛されるお話〜春編 Spring 〜
「ん〜、ど〜れにしよっかな〜。」
4人分の飲み物を買いに行くために碧依くんと私は只今、食堂前の自動販売機前をうろちょろしている。
この学校は食堂があって、その前に何台も自動販売機がある。
パックに入ってる物から、普通の自動販売機、紙コップに入ってウィーンって出てくる奴も。
取り敢えず、翔央ちゃんの午後ティーと実琉くんのカフェオレを買った。
お金は後で返してもらう。
「碧依くんは何にするの?」
「俺はコーラ。」
「あ!いいね。シュワーってしてるから、サッパリするね!」
とは言うものの、自分もコーラにしようとは思わない。
炭酸が少し苦手なのだ。微炭酸くらいはいける。
だからここは、この前の無念も含めて考えて…
「牛乳にしよっかな〜。」
「身長伸ばすために?」
むっ、やっぱり反応してきた。
ちょっぴりいじわるなんだよなぁ、碧依くんは。
「そうだよ!この前の無念もあったしね!」
「ははっ、無念って。おもしろ。」
「中1なのに、162.5もある碧依くんが異常なの〜。」
「それなら、実琉の方が2mm高いけどな。」
「私からしたらどっちも同じです!」
中1で160超えは大きい方だと思う。しかも、入学して1ヶ月。
こりゃ、夏休みにグッと伸びるタイプだな。諦めよう。
でも…
「私、付き合うならこれくらいの身長差の人が理想的だなぁ。」
なんとな〜くそう思ったから、口に出してしまった。
あれ?碧依くん、顔赤い?
「碧依くん、大丈夫?顔赤いよ?もしかして熱中症⁉︎」
「いや、違う。大丈夫だから。というか、その無自覚やめて。心臓に悪い。」
熱中症じゃないのなら良かったけど、無自覚ってどういう意味だ?
私が頭にはてなを3つくらい浮かべていると。
「もういいから、戻ろ。俺が本当に熱中症だったら駄目だろ?」
確かに、碧依くんが熱中症ってことに気づいてないだけかもしれない。
そしたら、今も外にいるのは危険!碧依くんの言う通り、さっさと戻った方がいいかもしれない。
「そだね!戻ろ〜。」
この後、元いた場所に戻ると翔央ちゃんが
「楓織〜、ありがどう。じんじゃうよ〜。」
と喉カラカラで言ってきて、翔央ちゃんの方が重症かもと思ったのであった。
4人分の飲み物を買いに行くために碧依くんと私は只今、食堂前の自動販売機前をうろちょろしている。
この学校は食堂があって、その前に何台も自動販売機がある。
パックに入ってる物から、普通の自動販売機、紙コップに入ってウィーンって出てくる奴も。
取り敢えず、翔央ちゃんの午後ティーと実琉くんのカフェオレを買った。
お金は後で返してもらう。
「碧依くんは何にするの?」
「俺はコーラ。」
「あ!いいね。シュワーってしてるから、サッパリするね!」
とは言うものの、自分もコーラにしようとは思わない。
炭酸が少し苦手なのだ。微炭酸くらいはいける。
だからここは、この前の無念も含めて考えて…
「牛乳にしよっかな〜。」
「身長伸ばすために?」
むっ、やっぱり反応してきた。
ちょっぴりいじわるなんだよなぁ、碧依くんは。
「そうだよ!この前の無念もあったしね!」
「ははっ、無念って。おもしろ。」
「中1なのに、162.5もある碧依くんが異常なの〜。」
「それなら、実琉の方が2mm高いけどな。」
「私からしたらどっちも同じです!」
中1で160超えは大きい方だと思う。しかも、入学して1ヶ月。
こりゃ、夏休みにグッと伸びるタイプだな。諦めよう。
でも…
「私、付き合うならこれくらいの身長差の人が理想的だなぁ。」
なんとな〜くそう思ったから、口に出してしまった。
あれ?碧依くん、顔赤い?
「碧依くん、大丈夫?顔赤いよ?もしかして熱中症⁉︎」
「いや、違う。大丈夫だから。というか、その無自覚やめて。心臓に悪い。」
熱中症じゃないのなら良かったけど、無自覚ってどういう意味だ?
私が頭にはてなを3つくらい浮かべていると。
「もういいから、戻ろ。俺が本当に熱中症だったら駄目だろ?」
確かに、碧依くんが熱中症ってことに気づいてないだけかもしれない。
そしたら、今も外にいるのは危険!碧依くんの言う通り、さっさと戻った方がいいかもしれない。
「そだね!戻ろ〜。」
この後、元いた場所に戻ると翔央ちゃんが
「楓織〜、ありがどう。じんじゃうよ〜。」
と喉カラカラで言ってきて、翔央ちゃんの方が重症かもと思ったのであった。