偏差値高めで恋愛未経験の私が隣の席の男の子に溺愛されるお話〜春編 Spring 〜
青春を知る 〜Know youth〜
翔央ちゃんの後ろに乗って、初夏の生温い、でも少し爽やかな風をきりながら走っていく。
「そういえば、行き先聞いてなかった。どこ行くの?」
「うーん、ちょっと色々話したいから駅前のカフェに行こうとしてる。そこなら楓織のことも送りやすいし。」
「駅近だからね〜。」
「そうそう。」
意外と2人乗りって楽しいかも。小学校では友達とこういうことする機会がなかったからなぁ。
お母さんに見つかったらネチネチ説教タイムだなぁ。
「ほい、着いた。」
おお、翔央ちゃんが連れてきてくれたのは現代の若者に人気そうな白を基調としたお洒落なカフェ。
「わぁ凄い!」
内装に驚いて思わず声をあげてしまった。
北欧を彷彿とさせる白。木目調の壁紙とテーブルのおかげで木の温もりを感じる。
あまり広いとは言えないが、このスペースを上手に使いこなし、ゆったりとした空間を作り上げている。
見事としか言いようがない。
なんて、いつもみたいに、値踏みするように見るのやめよう。癖なんだよなぁ。事細かく見ちゃう。
「ふふん、私、見る目あるでしょ。」
「うん!すっごくお洒落で、落ち着くね!」
「そう言ってもらえてよかった。先に席とっとこ。」
私たちは店内の奥の方にある2人用テーブル席に腰掛けた。
「いらっしゃいませ〜、ご注文がお決まりになりましたら、こちらの呼び出しボタンでお呼びください。」
店員さんの印象も悪くない。
「あ〜、空いててよかった〜。ここ、放課後直ぐ行列ができちゃうから空いてるか心配だったんだよ〜。ラッキーだね。」
「へぇ〜、いつも混んでるんだ。確かに、謎の行列はたまに発生してたけど…ここなら納得。」
「さっ、早速注文決めようか。」
メニューを開く。
するとあらびっくり。種類が豊富、可愛い、のオンパレード。
大きく分けると、パンケーキ、フード、ドリンク。
パンケーキは定番の苺のメニューが沢山あり、チョコバナナ、オレンジなどフルーツをふんだんに使ったものから、シンプルにヨーグルト添えみたいなものから、野菜や海産物が乗った、サラダパンケーキ的なものまで。
フードはカレーとかの定番料理で、ドリンクはほぼパフェみたいなものもある。
「あ」
「ん?楓織、なんか気になるものでもあった?」
「うん、この平日限定の3Dラテアートっていうのが…」
「あー、それね、お願いしたらそこのソフトドリンク全部にやってくれるよ。」
なんというサービス精神!感心感心。
「もう決まった?」
「うん!決まった!」
呼び出しボタンで店員さんを呼ぶ。
「えっと、注文はー…」
注文してから数分後、私たちのドリンクが来た。
「お待たせしましたー。3Dカフェモカと3Dキャラメルミルクです。」
わぁ可愛い!私は甘いものが欲しくて、キャラメルミルクを選んだ。
凄い、ドリンクの上にクマがいる。翔央ちゃんのはウサギだ!
3Dラテアートに感激していると、パンケーキも運ばれてきた。
「こちら、ダブルチョコバナナクッキーとはちみつとホイップバターでございます。」
うわー、こちらも感激。私は定番のチョコバナナにしたけど、翔央ちゃんのも美味しそうだなぁ。
ぱくっ
「ん〜、美味し〜。」
「あはは、楓織、心の底から幸せって感じだね。」
「だって、美味しいもん。」
「うんうん、ここは見た目も味も抜群だからね。それでいて、コスパがいい。」
「最高だね!そう言えば、私たちここに何しに来たんだっけ?」
料理に夢中になってたけど、本来の目的を忘れちゃった。
「確か、私が色々話したいとか言ってた気がする。」
「本題に戻りましょ。」
「んじゃあ、まずは私が楓織に聞きたいことから…」
翔央ちゃんはそんな切り口で話し始めた。
「そういえば、行き先聞いてなかった。どこ行くの?」
「うーん、ちょっと色々話したいから駅前のカフェに行こうとしてる。そこなら楓織のことも送りやすいし。」
「駅近だからね〜。」
「そうそう。」
意外と2人乗りって楽しいかも。小学校では友達とこういうことする機会がなかったからなぁ。
お母さんに見つかったらネチネチ説教タイムだなぁ。
「ほい、着いた。」
おお、翔央ちゃんが連れてきてくれたのは現代の若者に人気そうな白を基調としたお洒落なカフェ。
「わぁ凄い!」
内装に驚いて思わず声をあげてしまった。
北欧を彷彿とさせる白。木目調の壁紙とテーブルのおかげで木の温もりを感じる。
あまり広いとは言えないが、このスペースを上手に使いこなし、ゆったりとした空間を作り上げている。
見事としか言いようがない。
なんて、いつもみたいに、値踏みするように見るのやめよう。癖なんだよなぁ。事細かく見ちゃう。
「ふふん、私、見る目あるでしょ。」
「うん!すっごくお洒落で、落ち着くね!」
「そう言ってもらえてよかった。先に席とっとこ。」
私たちは店内の奥の方にある2人用テーブル席に腰掛けた。
「いらっしゃいませ〜、ご注文がお決まりになりましたら、こちらの呼び出しボタンでお呼びください。」
店員さんの印象も悪くない。
「あ〜、空いててよかった〜。ここ、放課後直ぐ行列ができちゃうから空いてるか心配だったんだよ〜。ラッキーだね。」
「へぇ〜、いつも混んでるんだ。確かに、謎の行列はたまに発生してたけど…ここなら納得。」
「さっ、早速注文決めようか。」
メニューを開く。
するとあらびっくり。種類が豊富、可愛い、のオンパレード。
大きく分けると、パンケーキ、フード、ドリンク。
パンケーキは定番の苺のメニューが沢山あり、チョコバナナ、オレンジなどフルーツをふんだんに使ったものから、シンプルにヨーグルト添えみたいなものから、野菜や海産物が乗った、サラダパンケーキ的なものまで。
フードはカレーとかの定番料理で、ドリンクはほぼパフェみたいなものもある。
「あ」
「ん?楓織、なんか気になるものでもあった?」
「うん、この平日限定の3Dラテアートっていうのが…」
「あー、それね、お願いしたらそこのソフトドリンク全部にやってくれるよ。」
なんというサービス精神!感心感心。
「もう決まった?」
「うん!決まった!」
呼び出しボタンで店員さんを呼ぶ。
「えっと、注文はー…」
注文してから数分後、私たちのドリンクが来た。
「お待たせしましたー。3Dカフェモカと3Dキャラメルミルクです。」
わぁ可愛い!私は甘いものが欲しくて、キャラメルミルクを選んだ。
凄い、ドリンクの上にクマがいる。翔央ちゃんのはウサギだ!
3Dラテアートに感激していると、パンケーキも運ばれてきた。
「こちら、ダブルチョコバナナクッキーとはちみつとホイップバターでございます。」
うわー、こちらも感激。私は定番のチョコバナナにしたけど、翔央ちゃんのも美味しそうだなぁ。
ぱくっ
「ん〜、美味し〜。」
「あはは、楓織、心の底から幸せって感じだね。」
「だって、美味しいもん。」
「うんうん、ここは見た目も味も抜群だからね。それでいて、コスパがいい。」
「最高だね!そう言えば、私たちここに何しに来たんだっけ?」
料理に夢中になってたけど、本来の目的を忘れちゃった。
「確か、私が色々話したいとか言ってた気がする。」
「本題に戻りましょ。」
「んじゃあ、まずは私が楓織に聞きたいことから…」
翔央ちゃんはそんな切り口で話し始めた。