偏差値高めで恋愛未経験の私が隣の席の男の子に溺愛されるお話〜春編 Spring 〜

朝のランニング 〜Morning running 〜

翌日、昨日昼に6時間寝てしまったこともあって朝の5:30に起きた。


いかんせん、家が近いので起床時間は遅くても6:40で確実に間に合う。


うちの学校は他の学校と違って少し特殊で、中学の朝礼が始まるのが8:15、高校の朝礼が始まるのが8:30なのだ。


だから、最低限8:00には学校に着いて、教室まで行って用意をしている状態にはしたい。


でも、今日は流石に早く起き過ぎた。


本格的に授業が始まるのは1週間後だから、眠たくならないようにするという口実で2度寝もできないし、(そもそも眠れないし。)


かと言って今リビングに行っても誰もいないし、勉強は朝にやる派じゃないからどうしよっかな〜。


あ、最近ランニングしてなかったからしに行こう。そうだ、そうしよう。


私はそう思いつき、急いでパジャマからランニングジャージに着替えた。玄関でランニング用の靴を履いて、まだ早朝の寝静まった家に一言、


「行ってきます。」


だけ残して家を出た。


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