クールな番犬くんは学園最強のオオカミでした

スマホで時間を確認したら、スタートから90分が経っていた。


1時間以上も寝てたんだ……。


『てか、それはどうでもいいんだ。妃崎先輩がいないみたいなんだけど、そっちにいない?』

「妃崎先輩?いないよ」

『そっか。あたしとグループのメンバーで今探してるんだけど見つからなくて』

「1時間くらい前までは一緒だったけど、グループに戻ってないの?」

『うん。レク中、ずっといなかったって』

「ずっと?……わかった。わたしも一緒に探す」


電話を切って斑を起こす。


わたしたちはすぐにロッジを出た。


< 115 / 217 >

この作品をシェア

pagetop