二度目の好きをもらえますか?
「今朝、教室に来たら黒板の前にみんなが集まっててね。何だろうと思って見てみたら、黒板に写真が貼ってあったの。
彩月と大谷が夜二人でいる写真が」
「っ、えぇ!?」
「うん、驚くのは分かるけど動揺しないで聞いて?」
言いながら麻衣子は周囲を見回し、唇にシッと人差し指を当てた。そして更に声を潜めた。
「多分、金曜の夜の写真だよね。バイクに乗せてもらった時の」
「た、多分……」
途中、バイクを降りて飲み物を買ったりしたからその時の写真かもしれない。
「それをクラスの誰かに見られてデートだと勘違いされたんだと思うの」
「……うっ、」
で、デートって……。
「今はもう何とも無いけど、黒板には写真と一緒に相合傘とかも書いてあったからさ。大谷がそれ見て、慌てて消してたよ? 写真も回収してたし」
「……っ」
賢ちゃんが……。
その様子を想像して、私は胸元にグッと手を当てた。
「彩月、本当に同じ時間に来なくて正解だよ。もう冷やかしとか凄くてさ……、ほら。彩月たちと小四の時同じクラスだったって畑野と牧が言い出して……」
「……ああ」
何となく想像がついた。
彩月と大谷が夜二人でいる写真が」
「っ、えぇ!?」
「うん、驚くのは分かるけど動揺しないで聞いて?」
言いながら麻衣子は周囲を見回し、唇にシッと人差し指を当てた。そして更に声を潜めた。
「多分、金曜の夜の写真だよね。バイクに乗せてもらった時の」
「た、多分……」
途中、バイクを降りて飲み物を買ったりしたからその時の写真かもしれない。
「それをクラスの誰かに見られてデートだと勘違いされたんだと思うの」
「……うっ、」
で、デートって……。
「今はもう何とも無いけど、黒板には写真と一緒に相合傘とかも書いてあったからさ。大谷がそれ見て、慌てて消してたよ? 写真も回収してたし」
「……っ」
賢ちゃんが……。
その様子を想像して、私は胸元にグッと手を当てた。
「彩月、本当に同じ時間に来なくて正解だよ。もう冷やかしとか凄くてさ……、ほら。彩月たちと小四の時同じクラスだったって畑野と牧が言い出して……」
「……ああ」
何となく想像がついた。