強烈な旦那様♡おバカなカメ~その後のちょっとしたお話~
「蓮翔くーん!晶子だよー!」

今日は、晶子と久しぶりに会う日。
晶子も先月、息子・周成(しゅうせい)を生んだばかりだ。

周成の一ヶ月検診が終わり、その足で会うことになったのだ。

「周成くん!夏菜だよ!」

お互い息子が同い年になので、相談し合いながら育てている。

「夏菜、どう?」
「うん!楽しい!
大変さを忘れるくらい!」

「そっか。
夏菜も、母親一ヶ月だもんね!
私と一緒だ!」
「フフ…」

「私も大変だけど、楽しくやってる。
でも、この寝不足がね……(笑)」
「だね(笑)」
二人して、あくびをする。

「李範さん、嫉妬とかしないの?蓮翔くんに」
「え?あー、あぁ…」

「するんだ(笑)」
「少し、ね(笑)」

「そんな時、どうしてるの?」

「うーん━━━━━━」


夏菜は、思い出しながら晶子に話す。

『━━━━カメ』
『ん?ちょっと待って!
今、蓮翔のオムツかえてるから』

『じゃあ、終わったら来いよ』

交換して、蓮翔を抱っこして李範の元に向かう。

『カメ、蓮翔は揺りかごに寝かせろよ!』
『でも、きっと泣いちゃうよ?蓮翔』

『………少しくらいならいいだろ?
ほら、おもちゃ持たせてさ!』
『うん』

揺りかごに寝かせ、お気に入りの音の鳴るおもちゃを持たせる。
興味津々に、遊びだした。

それを確認し、李範の元へ。
李範に足の間に座るように、言われ座ると後ろから抱き締められた。

『はぁ…安心する』

しかし、それはほんの数分のこと。
二・三分もすれば、蓮翔が泣き出す。

慌てて、蓮翔の元へ行く。
抱き上げ、あやす。
すると、その後ろから李範が抱きついてきた。

そして、キス責めをしてきたのだ。

『もう////りーくん!くすぐったいよぉ』
『我慢しろ!俺だって、寂しい日もあんの!』



「━━━━━━━って感じかな?」
「フフ…そっか!(笑)
相変わらず、愛されてるなぁ~」

「でも、私もりーくんに抱きついたりするんだぁー
だから、どっちもどっちかな?」

「フフ…そうなのね(笑)
なんか、想像つくー(笑)」


晶子は、終始笑っていた。

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