強烈な旦那様♡おバカなカメ~その後のちょっとしたお話~
お互いに、お互いを想うが故に………
ヤキモチを妬きあう、李範と夏菜。
しかし、それは蓮翔を巡ってのヤキモチもある。
器用な李範は、家事や子育て等全てが夏菜より上手い。
特に、蓮翔をあやし寝かせるのが上手い。
なので、夏菜の半分の時間で眠ってしまう。
「カメ、蓮翔寝たぞ」
「え!?もう!?」
「ん」
「りーくん、どんな裏技使ったの?」
「裏技?
そんなもんねぇよ(笑)」
「うー、蓮翔ぉー」
「あ!こらこら、起きるだろ?」
「いいもん!起きたら“私が”寝かせるもん!」
「フッ…ギャン泣きすると、寝かせられないだろ?カメ。
諦めろ!俺の方が、上手いんだから!」
「………」
ふてくされる夏菜を見て、李範は(ほんと、可愛い奴!)と思うのだった。
そして二人は蓮翔と暮らすようになり、色んな変化があった。
李範は仕事に関して、更に柔らかさが出て子ども向けの商品等のデザインに関わるようになった。
そして、纏っている雰囲気も優しくなってきたのだ。
夏菜も………
日中、昼食を作っていると……
「━━━━━ん?んん?ご、ご、ゴキブ……
どうしよう…りーくんいないし…」
こんな時、真っ先に李範を呼びに行っていた夏菜。
李範には、
「ほっとけ。こっちに危害なんかくわえねぇんだから!」
と言われている。
「でも、待ってよ…
もし、蓮翔になんかあったら━━━━━━」
そう思った夏菜。
ホウキとちり取りを取り出し「ゴキちゃん、ごめん!」と言って、思いきり叩いた。
その拍子に、ゴキブリは逃げた。
「あーーー!逃げたー!」
追いかけ、ホウキを振り下ろす。
でも、逃げられる。
何度かそんなやり取りをして、漸くゴキブリが夏菜に叩かれ、へばった。
まだ生きてはいるが、ピクピクしているゴキブリをちり取りに入れ、外に出したのだ。
達成感を得た、夏菜。
蓮翔を抱き締め、昼食を食べるのも忘れ、一緒に昼寝するのだった。
「━━━━━━殺虫剤は?」
「へ?」
李範に、その事を話した夏菜。
ドヤ顔だ(笑)
「言ったろ?
これ!かけとけば、即効性だからって。
だから、逃げられることないっつったろ?」
「あ……」
「はぁ…バカ…(笑)」
呆れたように息を吐く、李範。
でもやっぱり、李範からすれば……可愛いだけなのだ。
ヤキモチを妬きあう、李範と夏菜。
しかし、それは蓮翔を巡ってのヤキモチもある。
器用な李範は、家事や子育て等全てが夏菜より上手い。
特に、蓮翔をあやし寝かせるのが上手い。
なので、夏菜の半分の時間で眠ってしまう。
「カメ、蓮翔寝たぞ」
「え!?もう!?」
「ん」
「りーくん、どんな裏技使ったの?」
「裏技?
そんなもんねぇよ(笑)」
「うー、蓮翔ぉー」
「あ!こらこら、起きるだろ?」
「いいもん!起きたら“私が”寝かせるもん!」
「フッ…ギャン泣きすると、寝かせられないだろ?カメ。
諦めろ!俺の方が、上手いんだから!」
「………」
ふてくされる夏菜を見て、李範は(ほんと、可愛い奴!)と思うのだった。
そして二人は蓮翔と暮らすようになり、色んな変化があった。
李範は仕事に関して、更に柔らかさが出て子ども向けの商品等のデザインに関わるようになった。
そして、纏っている雰囲気も優しくなってきたのだ。
夏菜も………
日中、昼食を作っていると……
「━━━━━ん?んん?ご、ご、ゴキブ……
どうしよう…りーくんいないし…」
こんな時、真っ先に李範を呼びに行っていた夏菜。
李範には、
「ほっとけ。こっちに危害なんかくわえねぇんだから!」
と言われている。
「でも、待ってよ…
もし、蓮翔になんかあったら━━━━━━」
そう思った夏菜。
ホウキとちり取りを取り出し「ゴキちゃん、ごめん!」と言って、思いきり叩いた。
その拍子に、ゴキブリは逃げた。
「あーーー!逃げたー!」
追いかけ、ホウキを振り下ろす。
でも、逃げられる。
何度かそんなやり取りをして、漸くゴキブリが夏菜に叩かれ、へばった。
まだ生きてはいるが、ピクピクしているゴキブリをちり取りに入れ、外に出したのだ。
達成感を得た、夏菜。
蓮翔を抱き締め、昼食を食べるのも忘れ、一緒に昼寝するのだった。
「━━━━━━殺虫剤は?」
「へ?」
李範に、その事を話した夏菜。
ドヤ顔だ(笑)
「言ったろ?
これ!かけとけば、即効性だからって。
だから、逃げられることないっつったろ?」
「あ……」
「はぁ…バカ…(笑)」
呆れたように息を吐く、李範。
でもやっぱり、李範からすれば……可愛いだけなのだ。