ゲームセット
ゴゥゥゥン!!


ガクン!!


首が、引っ張られた。


誰かに、じゃなくて


いきなり船が速くなったから、勢いでうしろに引っ張られたんだ。


「きゃあああああ!!」


さっきとは比べものにならないほど速い。


あたしはぎゅっと目をつむった。


は、はやく終わって−!


そう思った。


でも、目をつむるのは


間違いだった。


−−ガッ!


「きゃァあ!」


首を引っ張られた!


船が速いからじゃない


誰かに首をしめられてる−!!



「ぅァ!」


苦しい!!


あたしはおもいっきりそいつを叩くけど、とうていかなわない。


船に奴ら(囚人)がひそかに乗ってたんだ!


そうだ!こういう可能性だってあったのに!


油断してた・・!!


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