ゲームセット
「ねぇ・・・おしえてよ、な・ま・え」


冷酷に、そう呟かれる。


「教えないと殺すよ?さっき俺に麻酔銃うったしね。」


え・・・?


まさか、さっきナオを殺そうとした奴・・・?


響華はなおも睨んだ。


そんな響華にいらついたのか、美青年は自分の持っていた銃を響華の頭の横にむけた。


「!!」


さすがの響華も、びくついた。


くそっ!!


ついに響華は口をひらいた。


「・・響華。」


そう言った途端、美青年は響華の髪をはなしてくれた。


・・いたかった・・。


「響華ちゃん・・ね。俺は・・・」

響華は彼の口から自分の名前がでることに嫌悪感をおぼえる。

「レオンって言うんだ」



レオンはそう言うと、


響華にの腹にむかって拳をふりあげた−−−。


がっ!!!!


響華はそのまま、意識をてばなした。
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