ゲームセット
ばっ!!


響華は、自分が座っていた椅子を盾にして、銃弾をさえぎった。


「へぇ、やるじゃん。君は美人だけでなく強いんだね」


レオンはそう言ってぺろりと舌で自分の唇をなめた。


響華はそんな彼のしぐさにぞくりとした。


そして響華はとっさに自分のポケットに手をあてた。


いつもそこに銃を入れているのだが・・


いくらポケットをまさぐっても、銃の感触がない。


嘘!!


そんな響華を見てレオンはにやりと笑った。


「君の武器はさっき没収したから。」


そんな・・!

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