ゲームセット
ふいに、一人の黒服が話しはじめた。
「あなたにはこれからあるゲームをしてもらいます。」
ゲーム・・?
「この園内にはあなたを含め計二十人の男女がゲームに参加しています。あなたは二十番なので、このゼッケンを着て下さい。」
黒服にわたされた赤いゼッケンを素直に着る。
「この園内には服役中の囚人がどこかに隠れています。」
は・・・?
「服役中の囚人って・・・!なんでそんなのが遊園地に・・!」
「ええ。しかも殺人を犯した本来なら死刑の囚人です。ですから、あなたがた二十人にはその囚人たちから逃げてもらいます。制限時間は二時間。たったの二時間です。」
奈和は混乱していた。
「ちょっ・・ちょっと待って下さい!あたしは・・・遊園地のバイトで来たんです!」
「生き残れば一千万。」
い・・一千万・・・?
「あなたは家が大変なんですよね。たったの二時間逃げ切れば一千万です。」
もし、逃げ切れば−
お母さんや妹に楽な生活があげられるかもしれない・・・!
「やりますか?」
奈和は自分の命などおしくなかった。
ただ・・・
家族に楽な生活をしてほしい一心で−
「あたし・・・」
「やります・・!」
「あなたにはこれからあるゲームをしてもらいます。」
ゲーム・・?
「この園内にはあなたを含め計二十人の男女がゲームに参加しています。あなたは二十番なので、このゼッケンを着て下さい。」
黒服にわたされた赤いゼッケンを素直に着る。
「この園内には服役中の囚人がどこかに隠れています。」
は・・・?
「服役中の囚人って・・・!なんでそんなのが遊園地に・・!」
「ええ。しかも殺人を犯した本来なら死刑の囚人です。ですから、あなたがた二十人にはその囚人たちから逃げてもらいます。制限時間は二時間。たったの二時間です。」
奈和は混乱していた。
「ちょっ・・ちょっと待って下さい!あたしは・・・遊園地のバイトで来たんです!」
「生き残れば一千万。」
い・・一千万・・・?
「あなたは家が大変なんですよね。たったの二時間逃げ切れば一千万です。」
もし、逃げ切れば−
お母さんや妹に楽な生活があげられるかもしれない・・・!
「やりますか?」
奈和は自分の命などおしくなかった。
ただ・・・
家族に楽な生活をしてほしい一心で−
「あたし・・・」
「やります・・!」